【パーキング(駐車場)にする場合】
現在の遊休地をパーキング(駐車場)にする場合には、既存の建物を解体して更地にする必要がございます。また、更地だけではなく、アスファルトで舗装したり、砕石を敷き詰めたりする必要がございます。事例を挙げさせていただきます。
①アスファルトで舗装する
②コンクリートで打設する
③再生されていない自然石の砕石を敷き詰める
④コンクリートを砕いた再生砕石を敷き詰める
それぞれの特徴を説明させていただきます。
01_アスファルトで舗装する
アスファルトで舗装するパターンと致しましては時間貸し駐車場にする場合や月極駐車場にする場合などがあります。アスファルトで舗装する場合は施工金額が高くなりますが、車のタイヤが汚れにくかったり、駐車場の表層がデコボコなりにくかったり、駐車場の料金を砕石の駐車場よりも高く取ることができます。また、コンクリートで打設するよりも乾燥が早いため、施工した次の日から駐車場として利用することができます。ただし、初期費用が高なってしまいますので、初期費用を回収するまでに時間がかかってしまいます。
02_コンクリートで打設する
コンクリートで打設するパターンと致しましては、高重量のかかる場所に有効であると言われています。トラックや重たいものを置く必要がある場合にはコンクリートの打設が有効です。ただし、乾燥するまでに時間がかかるため何日も養生期間を取る必要がございます。コストもアスファルトと同等かそれ以上にかかってしまいますので、高重量のトラックなどが出入りする駐車場ではない限りあまり必要がないと思われます。
03_再生されていない自然石を敷き詰める
再生されていない自然石を敷き詰める場合、アスファルトよりもコストは安く済みます。また、自然石を砕いたものですので粒子もあまり細かくなくて比重も重たいので風に強いという特徴がございます。コンクリートを砕いた再生砕石よりも風に飛ばされにくいです。ただし、砕石なのでよく車が通る場所はどうしても砕石が薄くなってきて定期的に砕石を足す必要があります。
04_コンクリートを砕いた再生砕石を敷き詰める
コンクリートを砕いた再生砕石を敷き詰めるパターンと致しましては、一番低コストで駐車場ができるという特徴があります。最も低コストで駐車場を作るのはたとえば、仮に駐車場にしておくとか、水はけを良くしてタイヤが泥を道路に引っ張らないためにとか、雑草が生えないために敷き詰めるなど解体工事をした後に仮に砕石を敷き詰めておくというパターンがございます。自然石と同様によく車が通る場所では砕石が薄くなってきてしまうので定期的に砕石を補充する必要があります。また、自然石と異なる点としては、風が吹いた時に粒子が細かい粉みたいな砕石は風に飛ばされてしまうこともあります。
この中で一番駐車場に向いているのはアスファルトの駐車場です。長く駐車場として利用する場合はアスファルトにすることをお勧めいたします。また、あまり長い間駐車場として利用しないのであれば、一番低コストのコンクリートを砕いた再生砕石がおすすめです。それぞれの駐車場の特徴を理解して、状況や経済状況に応じて駐車場を選択する必要があります。