01_見積りの流れ
01-1.現場調査
電話でも概算見積もりを出してくれる業者もいますが、現場調査をすることで、より適正な費用を算出することができます。お立会いの上、建物内部を見てもらえば、より正確なお見積りを出してもらうことができます。また、口頭での見積りだけですと、実際に発注したさいの金額との誤差でトラブルになることもあるので、なるべく正確なお見積りを出してもらうように努めましょう。
01-2.見積書の確認
地中障害物とは建物の地中に埋没しているコンクリートブロックや浄化槽等のことをいい、通常の見積りには地中障害物は含まれていないので気をつけましょう。(地中障害物は別途と記載されているのが一般的です)地中から何も出てこなければ追加費用はありませんが、解体工事を進めていかないとわからないことなので、地中から障害物が出てきたときは別途経費がかかることになります。もちろん、その際には解体業者さんの方から報告があるのが通例です。
02_工事前の流れ
02-1.近隣挨拶
実際に解体工事が始まると、近隣の皆様には少なからずご迷惑をお掛けすることになります。もちろん業者もしますが、近隣の方にご挨拶しておきましょう。(よく新築や建替え工事のあと、挨拶をしなかった事が原因で住みづらくなったという声を聞きます)
02-2.引込配管、配線の撤去の手配
ガス、電気などがつながったまま工事を行うと非常に危険です。そのため、ガス、電気、電話の引込配管、配線の撤去の手配をしましょう。下記を参考にして下さい。
・電気…電力会社に電気の停止・電気メーター、引込線の撤去を依頼して下さい。
・ガス…都市ガスの場合はガスメーターの閉栓撤去・ガス管の地境切断を依頼して下さい。プロパンガスの場合はガスボンベの撤去依頼をして下さい。
・浄化槽・便槽…専門の清掃業者に汚物の清掃を依頼しましょう。当社に相談してもOK。
・有線やCATV…移設して引込線の撤去を依頼して下さい。
・水道の移設…特に工事中にホコリの飛散を防ぐために散水用に使う事が多いので、完全に撤去せず業者さんにお聞きください
03【本工事の流れ】
03-1.足場養生の組み立て
解体工事は高所での作業が伴うため、まず足場養生の組立を行います。その際、シートや防音シートをかけ、騒音やホコリを防ぎ、近隣の方のご迷惑を最小限にします。
03-2.建物内部の解体(内装解体)
建物から手作業で撤去できるもの(下記)を撤去します。たたみ、サッシ、断熱材、建具、瓦、内部造作、住宅設備機器、石膏ボード、不要品(タンス・衣類など)
03-3.建物本体の解体
壁、屋根、梁、柱などが残った上屋を解体し、基礎を掘り起こし撤去していきます。ほこりが飛ばないように、水をまきながらの作業となります。
03-4.廃材の分別・収集・搬出
廃材を木材、鉄、プラスチック、コンクリートガラなど分別を行います。細かなものは手作業で分別をしながらの作業となります。
03-5.地中の確認
家屋解体終了後、廃材が地中に残ったりしていないか、その下にコンクリートが入っていないか確認。
※これをしっかりやってくれない業者はあまり良い業者とは言えません。
03-6.整地
解体後の地面を平らに整地します。しかし、一言で整地といっても業者によって大きな差がでます。また解体後、駐車場にする場合は砕石を敷いたり、コンクリートやアスファルトによって舗装を施します。
03-7.解体工事完了
可能であれば立会いのもと残存物がないかなど確認しましょう。
03-8.ご請求・ご入金
現場の状態にご納得いただいてから、弊社より請求書を発行いたしますので、ご入金をお願いします。
03-9.取り壊し後の手続き
建物を取り壊した場合、取り壊し完了後1ヶ月以内に法務局で建物減失登記を申請しなければなりません。忘れないように注意してください。